映画 海獣の子供は芸術でした。
海獣の子供、映画館に観に行ったのは一ヶ月以上前ですが、今もなお僕の記憶に強く残っている作品です。
この作品自体は映画以前から知っていて、興味はあったのですが、
正直、原作にハマりはせず試し読み程度しか読んでいませんでした。
なので映画化はとても嬉しかったです。
いざ観てみると、それはそれはいい映画でした。
壮大で、綺麗で、多くを語らない。
伝えたいテーマと言いますか、世界観と言いますか、が音楽なりセリフなり場面構成なりで一貫されていて、
まさしく奥ゆかしく、精神的で、深く余韻に浸れました。
the作品。という感じ。
あ、芸術といえばいいのか!
けど見方によっては、内容はとても抽象的で分かり辛く、登場人物はハッキリ言って謎。
なので、映画観終わってから原作に手を伸ばす人が多いんじゃないですかね。
僕はその一人です。
漫画では、映画で抽象的だった内容がよく説明されています。
登場人物についてもしかり。
原作ファン的には、場面構成の違いや説明の少なさに少し思うものがあるかもしれないですね。
南極オキアミ出てこないし。
大切なことは言葉にならない。
そんな深みを体感できる素晴らしい映画でした!